- トウモロコシや穀物が遠い所にあって届かない
- 都市がなかなか成長しない
- 倉庫を建てたのにきちんと機能していないみたい
- これってバグだよね。開発元は早く修正しろ!
ゲームをプレイしていて、もしこういった感想が出てくるならおそらく倉庫をきちんと活用できていないのだと思います
そして倉庫が機能していなさそうに見えるのはバグではなく仕様です
私は前作未プレイであるため前作の倉庫がどうなっているかは知らないのですが、ゲーム内ヘルプのヒントとコツを読んだ限りだと大きな変更があったとの事。
ですが、今作の倉庫の仕様をしっかりと理解したうえで活用すれば有用な施設として機能してくれます
そうなってくると俄然このゲームは楽しくなってきます
この記事では倉庫の仕組みとピストン輸送の仕方を解説しています
どうぞ参考にしてみてください
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倉庫の仕組みについて
ゲーム内ヘルプのヒントとコツに倉庫についての説明があるのですが・・・
前作では、倉庫は物資の仮の最終地点だったのに対し、今作では最終目的地の都市がすでに決まっている物資の一時的な保管場所として機能します。それゆえに、保管を目的としていたり、目的地のない物資が倉庫に送られることはありません。
それぞれの倉庫で、最大6つの物資を一時保管の対象に指定することができます。指定された物資に関しては保管できる量に制限はありません。原則として、都市の駅は倉庫があり、同じ物資を配置している場合に限って相互に接続し、物資を交換することができます。都市外の駅が相互に接続されることはありません
Railway Empire 2 のヒントとコツ より
というのが、今作の倉庫のルールとなっているとの事。
はっきり言って私はこれを読んで「わかったような気もするけどやっぱりわからん!!」ってなりました
そうしていろいろと試してみた結果、結論から言ってしまうとこう解釈すれば理解できるのではないかと思います
ただし路線の組み方や倉庫を置く都市の関係により、倉庫を中継する形でも機能するケースはあります
このルールはあくまでも基本です
もしよくわからなくなったら上に書いたルールに沿うような路線を組めば確実に機能します
この記事ではゲーム内ヘルプの文章よりも中段下の路線を示した図の方がわかりやすいのでそれに準拠した形で書いていきます
倉庫を活用した輸送の実例
まずはチャプター2を例に倉庫を活用した輸送の仕方について説明します
こうすれば5つの都市に穀物・トウモロコシ・ビール・食肉・砂糖を輸送することができます
線路はこの画像のようになっているとします
ちなみにドーバーからリバプールまで1番線と2番線のみを使用した直通線路となっています
工場はこのようになっています
路線及び倉庫はこのようにすればOKです
※地方都市の駅の名前はプレイによって変わります。ここでは画像の通りの名前としています
では順番に見ていきましょう
穀物を各都市に輸送しよう
Xが生産都市、Yが倉庫のある都市です
穀物を全都市に輸送するならバーミンガムの倉庫をオンにすればOKです
ニューウェル停車場から入ったものはロンドン-バーミンガムの路線を使ってロンドンへ、バーミンガム-マンチェスター-リバプールの路線を使ってマンチェスター・リバプールに運ばれて行きます
バーミンガムの倉庫を見てみると行き先を確認できます
※ ロンドンに関してはバーンターミナルからも入ってきているのですが、ロンドンではビールを生産しているのでその消費分を補うべくロンドンへと運ばれます
※ ドーバーにはバーンターミナルからのものが入ってきているのでニューウェル停車場からの輸送は必要ないという判断をしています
トウモロコシを各都市に輸送しよう
トウモロコシを輸送するならロンドンとバーミンガムの倉庫をオンにすればOKです
ロンドンへ送られたトウモロコシはロンドン-ドーバーの路線を使ってドーバーへ、ロンドン-バーミンガムの路線を使ってバーミンガムへ送られたものが、さらにバーミンガム-マンチェスター-リバプールの路線を使ってマンチェスターとリバプールに送られます
バーミンガムもYにしないといけないのがポイントです
やろうとすればY3、Y4とつなぐこともできます
いわゆるピストン輸送ですね
ビールと食肉を各都市に輸送しよう
今度は2次生産品を輸送する時の倉庫の使い方となります
これまでは地方都市から出発したものを説明してきましたが、今度は都市がXとなるパターンです
と言ってもここまで見てきたらもうわかると思います
ビールを輸送するならバーミンガムの倉庫をオンにしましょう
ロンドンからバーミンガムへと運ばれたものが、さらにマンチェスターとリバプールに輸送してくれます
※ドーバーはビール工場があるので考慮に入れていません
一方食肉はマンチェスターとリバプールにも工場があり、リバプールはクラーク停車駅からの路線、マンチェスターは陸路で送られるもので十分であるため、バーミンガムで生産されたものをロンドンとドーバーに送ることだけ考えればいいです(画像の線路のつなぎ方でどうしてもマンチェスターに家畜を送りたいならリバプールの家畜をオンにしましょう)
あとはバーミンガムからロンドンに送られた食肉をドーバーに送るためにロンドンの倉庫をオンにすればOKです
砂糖を各都市に輸送しよう
砂糖はマンチェスターとバーミンガムとロンドンの倉庫をオンにすればOKです
これまでの説明からバーミンガム-ロンドン-ドーバーは特に疑問に思うところはないはずです
ただ、バーミンガム-リバプール間はこれまでと動きがちょっと異なります
バーミンガムを出発した列車はロンドン方面から来たトウモロコシや穀物やビールを乗せてマンチェスターでそれらの一部を下ろし、砂糖を積み込みます
この砂糖は一部リバプールにおろされることもありますが、そのほとんどはバーミンガムへ送られるものです
そうしてリバプールでトウモロコシ等をおろしたら砂糖を持ったままバーミンガムへ帰ってくるという流れです
上記にある「倉庫のある都市からスタートする路線(路線b)を用意し、目的地へ向かう」とは違っているのですが、これはX-Y1-Y2-Y3とつながっているため、Aに寄り道する路線があっても成立するといった具合です
マンチェスター-バーミンガムの路線を新たに追加した方がわかりやすいとは思います(トウモロコシと同じ考え方になるので。)
扱う品物が増えれば意味をなしますが、序盤で砂糖の路線をこれ以上増やしてもなぁといったところでしょうか
実際の運用について
倉庫の説明は以上となります
では実際にこれで運用してみるとどうでしょうか
バーミンガム以北に送られるのはトウモロコシとビールと穀物の3種に対し、バーミンガム以南に送られるのは穀物と砂糖の2種とちょっとバランスが悪いです
特にトウモロコシが不足するのではないかと感じます
私ならロイド駅-ロンドン間とロンドン-バーミンガム間の車両を2台に増やします
また、オックスフォードを開発するならロンドン-オックスフォード-バーミンガムの路線を追加しておけば、倉庫の設定はこのままで大丈夫です
ミルクが欲しいなら線路をロンドンへとつなげて、倉庫はトウモロコシと同じようにすればOK
といった感じで倉庫を活用していけば、マップに1つしかない資材でも直接送れる路線を構築することなく任意の都市まで届けることができます
そして最後に身も蓋もないことを言ってしまうと…
実は倉庫を活用しない方が都市を素早く成長させやすかったりします
特に中盤以降は消費の多い基本物資ばかり輸送してしまい、衣服や蒸留酒のような2次加工品がなかなか輸送されず供給率がいまひとつ上がらないという事態になりがちです
上記で「マップに1つしかない資材でも直接送れる路線を構築することなく任意の都市まで届けることができる」と書きましたが、これは利点でもありますが「早く成長させたい」ということに重点を置くならバイパスを作るなどして直接送れる路線を作成した方がいいです
荷物の積み下ろしには時間がかかることと、その間ホームを占領するので列車が詰まりがちになりやすいといったことが理由ですね
序盤だと倉庫の建設費用も高額ですし…
おすすめしたいのはマニュアル設定です
これを使うと4都市に1台の列車で物資を2つずつ運ぶ、といったことができるし、お金のない序盤からでも機能させることができます
倉庫はもうちょっと有用な使い方を見つけることができれば追記しようかなと思っています
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