新サクラ大戦での世界こいこい大戦は今まで花札をやったことがない人でも遊びやすい親切な設計がなされていて、花札をよく知らない人が遊んでもそれなりに勝てるようになっています
しかし、それはあくまで手習い対戦のお話。
真剣対戦となるとやはり押さえておきたいポイントというのはあります
そのポイントを自分なりに解説してみようと思います
(ちなみに私は小学生の時に友人の家で花札を1回だけやったことがあります。要するにほぼ何も知らない状態からのスタートですが真剣対戦でも勝てるようになりました)
札の数と意味を理解すれば勝てるようになる
資料室には花札攻略のヒントが書いてあるのですが、花札を知らない人からするとわかったようでよくわからないのではないかと思います
例えば「菊に盃は逃さない」を例にとります
盃の描いてある絵札はたった2枚で3文の役となる月見酒と花見酒を作れるから積極的にとりにいこうというのは理解できると思います
しかし、「盃」や「芒に月」、「桜に幕」の札ってそもそも全部で何枚あるの?
そもそも「芒」ってどう読むの?(すすきと読みます)
と、言った感じでチンプンカンプンでした
また、猪鹿蝶とタネの違いって何?とも思ってました
要するに札が何枚あって、その札はどんな種類に属するのかがわかってないから、取れそうな札を適当にとってあとは運任せで役ができるのを待つ、というやり方になってしまっていたんですね
手習い対戦はそんなんでも勝てる事が多いのですが、真剣対戦ではやはり勝つのは厳しいです
ということで全札の種類を一覧にしてみました
月札は全部で12種あることと、札はカス・短冊(タン)・タネ・五光の4種あることがわかります
(月札なんて呼ぶからわかりづらいんですよね。花の種類と表現を変えた方が理解しやすい)
また、猪鹿蝶や盃はタネに属している事や青い短冊は3枚しかない、といったこともこの表を作ってみてわかりました
こうやって表を見てみると、どの役を狙っていくべきかの戦略が立てやすくなると思います
こいこい大戦で作れる役
こいこい大戦で作れる役は以下の通りです
五光・四光・雨四光・三光について
五光札は全部で5枚あり、その組み合わせによって役が決まるものがあります
この中で注意すべきは柳の五光(雨)は三光にできないという事でしょうか。
自分と相手が五光札を2枚ずつ取っていて、かつ自分が柳の五光(雨)を取っている場合には、自分は三光を作れない(相手は作れる)ということになり、危険な状況にあるということです
猪鹿蝶・タネについて
タネ札は全部で9枚あり、猪鹿蝶は萩のタネ(猪)・紅葉のタネ(鹿)・牡丹のタネ(蝶)の組み合わせで役を作ることができます
したがって相手に猪鹿蝶のうちどれか1枚を取られていると役をつくることができないという事です
それでもタネ札を集めるなら基本的にはタネの役を狙うしかないということになりますね
※菊のタネ(盃)で作れる月見酒と花見酒については後述する
赤タン・青タン・タンについて
タンは短冊の絵柄が描かれているもので全部で10枚あります
そのうち青い短冊が3枚、赤い短冊が7枚あり、さらに赤い短冊に文字があるものが3枚あります
青タンはこの青い短冊3枚を揃えれば役となり、赤タンは文字付の赤い短冊を3枚揃えれば役になります
相手が青い短冊か、文字付の赤い短冊をとっていると、青タンや赤タンは作れないため、それでもタン札をとるならタンの役狙いをするしかないということになりますね
月見酒・花見酒について
マニュアルの役一覧を見ると、月見酒は芒に月と盃、花見酒は桜に幕と盃を揃えるとありますが、上記の表の表現で言い換えると、
- 月見酒・・・芒(ススキ)の五光+菊のタネ
- 花見酒・・・桜の五光+菊のタネ
という事になります
要するに桜や芒(ススキ)はカスでもいいというわけではないということです。
ただし、2枚揃えれば役となり、しかも両方の役に関係しているから菊のタネ(盃)は早めに取ろう、というのが資料室に書かれていることだということです。
カス
特に説明することはないです
上の表を見ながら、どれがカス札かを判別しておけばそれでOK
最後に
結局のところ、花札は全部で何枚あり、今取ろうとしている札はカスなのか、タネなのかわからないという事に尽きました
他にもタンは見ればわかるけれども、じゃあ赤タンや青タンになる組み合わせは全部で何種類あるのか、といったことはわからなかったんですね(っていうかタネとタンとカス以外の組み合わせは1種類しかないという事を知らなかった)
だから、自分に青タン2枚、相手に1枚の状況でも、「青タンこないなぁ」なんて考えたりもしていたわけです
それでも手習い対戦なら勝てていたのですが、試しに真剣対戦をやってみたらさくら相手に1文も取れずに負けたので、色々と調べてみた次第です
上の表を作ったあとに、それを見ながら真剣対戦に挑んでみたところ、勝率が7割近くまで跳ね上がりました
最終的には運の要素が強いから必勝とはいきませんが、この役をこれ以上狙うのは得策ではないとか、役の点数は低いけれども「こいこい」はせずに「やーめた」を選ぼうとか、とにかく見切りのタイミングをつかむことができるようになった、というのはかなり大きな利点です
花札をいまいちよく理解できてないという人は、この表を見ながら「こいこい大戦」をプレイしてみてはいかがでしょうか
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