信長の野望・新生の内政についての記事です
このページでは
- 3つの内政コマンドの基本知識
- 郡開発・城下施設・領内諸策の詳細
- 上位集落の効果
について書いています
前作の大志の内政はかなり簡素化されていたのに、新生ではけっこう複雑になっているので戸惑いを感じている人の参考になれば幸いです
内政コマンドの種類
今作における内政コマンドは「郡開発」「城下施設」「領内諸策」の3つがあり、3つとも農業や商業を上昇させる効果があるものの少しずつ用途が違っています
ざっくりと説明するとこのような感じです
- 郡開発・・・大名のいる本拠城で集落の掌握や開発用地の建設をする。費用も労力も少なく済むが効果も低い。
- 城下施設・・・大名軍団のすべての城に城下施設を建設することができる。費用も労力もかかるが効果も高い。
- 領内諸策・・・大名軍団の本拠城以外の城の集落の掌握を行う。実行できるのは大名と側近のみで、上昇値は政務の影響を受ける
※ここでの領内諸策は「石高増強」と「商業発展」のみの説明
職名の違いを理解しよう
内政コマンドは職名によって実行できる武将に違いがあります
それぞれの内政コマンドの詳細を説明する前にまずは職名の違いについて理解しておきましょう
職名には「大名」「代官」「側近」「城主」「領主」があります
5つもあって複雑に感じるかもしれませんが、「大名のいる本拠城かそれ以外の城にいるか」の2つに区分けすれば理解しやすいです
(大名以外の軍団は内政コマンドの適用外であるため軍団長は除外しています)
代官と側近の違いは本拠地の郡を与えられていれば代官で、与えられていなければ側近です
身分は関係ありません
仕事を割り振られているのが代官で、無職が側近だと考えるのがいいかと。
城主と領主は身分が違うだけで内政の観点からみれば同じものとして考えた方が理解しやすいと思います
城主は身分が侍大将以上、領主は足軽大将以上です
代官と領主(城主)は自動的に掌握や建設を行う
内政コマンドの詳細を説明する前にもう1つ理解しておきたいのが、代官と領主(城主)は自動的に掌握や建設を行っているということです
マップ上で武将にフォーカスした時に「集落掌握中」とあれば農村や市を掌握中であり、「集落建設中」とあれば開発用地に兵糧庫や砦等の施設を建設中ということになります
集落の掌握は統率が高いほど、そして集落の建設は政務が高いほど短くなるのですが、掌握をするのか建設をするのかを任意で選ぶことができず、担当武将を変えても途中経過を引き継がないので注意しましょう(※領主を変えるには政策の「制度改新LV2以上」が必要です)
また、攻めたり攻められたりして部隊に郡が制圧されると掌握や建設した集落をすべて失ってしまいます
こちらから攻める時はともかく、攻められた時は郡を制圧される前に迎撃するようにしましょう
(※北条氏康は郡制圧時に集落の状態を維持できる「録寿応穏」という特性を持っています。また、北条家の政策「五箇条の訓戒」は郡制圧時に最大で3つまで農村と市を掌握できます。)
郡開発は本拠城を開発するコマンド
郡開発は大名のいる本拠城の郡を開発するコマンドで、代官が行う掌握や建設とは別に大名自身が郡の掌握や建設を行うコマンドです
大名自身が行うというのがポイントで、代官が設定されていなくても行うことができますし、代官が掌握や建設を行っているのと並行して郡開発することもできます
費用や労力が安く済む分効果も低いことと、従事する期間は大名の能力に関係ないのが特徴です
より早い開発ができるので集落の総数が多い郡や上位集落を建設できる郡に対して郡開発するようにするのがおすすめです
上位集落の効果
郡開発は短期間に国力を上げやすいため上位集落も作りやすいです
上位集落は以下の表の値がプラスされます
上位集落 | 効果 |
---|---|
大農村 | 農業+1000 |
大市 | 商業+1000 |
交易港 | 商業+1500 |
銀山町 | 商業+2000 |
金山町 | 商業+2500 |
寺 | 商業+200 |
南蛮寺 | 商業+300 |
番城 | 兵力+1000 |
馬牧場 | 騎馬LV+3 |
鍛冶町 | 鉄砲LV+3 |
公式Webマニュアルによると大農村と大市は集落の掌握数、それ以外の上位施設は城に属するすべての郡での集落掌握数・建設数が条件と書いてあるのですが、大農村と大市も郡の開発用地の建設数が加味されていると思います
そして代官及び領主自身が行っている掌握や建設がいったん終了したタイミングで上位施設の提言が発生する模様です
城下施設を建設して一気に国力アップ
城下施設は費用も労力も多くかかりますが、大きな効果を得ることができます
施設のLVを上げると効果はより大きくなります
ただし、石高や商業の値だったり上位施設の建設が条件となっているものもあるので、最初からすべての施設を最高LVまで建設できるわけではありません
また、大名本拠城も含めてすべての大名軍団城(他の軍団は不可)で建設することができるので、条件さえ揃っていればある程度短期間に国力を強化することが可能です
大名本拠城以外の城では城主に施設を建設してもらうこともできます
そのためには政策「制度改新」LV1以上の発令が必要です
発令以後は城下施設コマンドから城下方針を選び、「委任」「防衛」「攻撃」「進軍」「内政」のうちどれかを選べば労力1で城主が自動的に施設の建設をしてくれるようになります
城下方針は「委任」を条件なしに選ぶことができますが、他の方針は城能力が70以上に達していれば選択が可能です
- 防衛:統率70以上
- 攻撃:武勇70以上
- 進軍:知略70以上
- 内政:政務70以上
また、政策「裁量権委譲」を発令していれば労力消費ゼロで城下方針を設定できるようになります
領内諸策で集落の掌握数を増やす
※この記事では「石高増強」と「商業発展」のみの説明です
領内諸策による「石高増強」と「商業発展」は大名本拠城以外の城の集落の掌握を行うことができるものです
実行できるのは大名と城主と側近で、政務の値が高いほどより多くの集落を掌握できます
例えば政務97の木下秀吉に那古野城の石高増強を行おうとすると石高増加量は300と表示されます
これは那古野城の農村の掌握を領主が行っている開発とは別に3つの農村の掌握を行ってくれるということです
この画像のケースでは領主全員が市の掌握と開発用地の建設を行っているため、領主の掌握や建設とは別に農村を3つ掌握できていますが、もし領主が農村掌握中であった時に石高増強を行った場合、掌握中の郡が選ばれてしまうケースがあります
したがって完全に別々に掌握してくれるわけではないようです(コメントで指摘がありました)
それまで掌握にかけた日数がもったいないと感じるなら、領主が掌握していない方の領内諸策を行う方がいいかもしれません
政務が90以上でようやく3つ掌握できる程度だし、その割に費用もやや割高なのがデメリットですが、郡開発を行えない大名本拠城以外の城はどうしても開発が遅くなるのでうまく利用するようにしましょう
攻め取ったばかりの城は基本的に掌握数が0からとなるので、早急に使える城にしたいなどという際に利用するのもいいかと思います
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コメント
>農村の掌握を領主が行っている開発とは別に3つの農村の掌握を行ってくれる
バグなのか?仕様なのか?分かりませんが、既に家臣が開発してる物もカウントされることがありますね。
なので、完全に別々に開発してくれるわけではなさそう。
まだ私も完全に理解できているわけではないのですが、おっしゃる通り家臣が開発しているものもカウントされていますね。
この記事用に検証した際は全員が市の掌握と開発用地の建設をしていた(農村の掌握をしていなかった)がために、家臣が掌握中のものもカウントされる可能性があることに気づけていませんでした
あとで内容を修正しておきます
ご指摘ありがとうございました。