サガフロンティアにおいて複雑なシステムが組み込まれているモンスターの変身の仕組みがどのようになっているかを解説しています
※ここで書いている事はおおむねリマスター版にも適用されますが、細かい所で変更がある(特に装備技術欄の優先順位に変更が入っている)ようなので分かり次第追記と修正していきます
今の段階ではオリジナル版用の記事とさせていただきます
モンスターの変身を決定づける要素はHPと能力
サガフロンティアのモンスター変身はかなり複雑であり、バトル後に吸収を繰り返していると強いモンスターに変身できたかと思えば、次は弱いモンスターに変身してしまったりと、戦力として予想を立てづらい種族だと感じて敬遠してはいないだろうか?
しかし、変身システムの仕組みについてある程度理解していれば、序盤で強モンスターに変身できたりして便利な種族であったりもする
変身するとWPが完全回復するので強力な技を使いまくれるのも利点の1つと言えるだろう
その変身システム自体はかなり単純で、
- 変身前のモンスターのHP
- 所持しているモンスター能力
の2つの要素により、変身できるモンスターが決定される
なお、モンスター変身についてより深く理解したいという人には、さがふろんてぃあ戦略指南所というサイトがディープな記事を載せているのでぜひ見てみて欲しい
変身前のモンスターのHPが高いと強いモンスターに変身できる
より強いモンスターに変身したいなら変身前のHPが高いほど目的のモンスターに変身しやすい
例えば死の属性を吸収すると高い確率で不死系モンスターに変身するのだが、変身前のHPが低いとゴースト(不死系ランク2)やゾンビ(不死系ランク3)になりやすいのに対し、変身前のHPが高めだとナイトスケルトン(不死系ランク5)になりやすい、といった具合。
また、不死系ランク9のデュラハンに変身するためには「睡眠or石化凝視or魅了凝視orマヒ凝視」+「ブレードorヒートスマッシュorアイススマッシュ」+「死の属性」の3つの能力が必要になるのだが、仮にこれらの能力を所持していたとしても、変身前のHPが低いと「睡眠or石化凝視or魅了凝視orマヒ凝視」で変身できるアンノウン(無機質系ランク5)にしかなれなかったりする
したがって強いモンスターに変身したいならどうしてもHPを上げる必要がある
(逆に言うと変身前のHPが高すぎると弱いモンスターには変身できなくなるということでもある)
モンスターのHPの上げ方
モンスターは人間系のようにバトル後にステータスやWP・JPが上昇することはない
しかしHPだけは上げることができる
それは
今まで吸収したことがないモンスター能力を吸収するとHPが4増える
というもの。
今現在所持していない能力ではなく、吸収したことがない能力というものがポイント。
したがってモンスターは積極的に能力を吸収したほうがいいといえる
ただし、各モンスターには設定上すでに吸収済になっている能力があったりする
例えばサンダーは「電撃、グランドヒット、突進、フェイント」を所持能力としているが、それ以外にすでに吸収済となっている能力が複数あるのでそれらを吸収してもHPは増えない
所持している能力で変身後のモンスターが決まる
いささか説明が前後するが、所持しているモンスターの能力で変身後のモンスターが決まる
ランクの低いモンスターは1つの能力だけが適用されるケースが多いが、高ランクモンスターは複数の能力が必要なケースが多い為、それを知らないといつまで経っても強いモンスターに変身できないというなかなか厳しい仕様となっている
ちなみにゲーム内でのヒントは特にない
また、吸収できる能力は一部を除いて各モンスターにつき4種類設定されている
しかし、その割合は等しいわけではない
低確率の能力は吸収するまで2時間以上かかったなんてこともある(経験談)
上でも紹介したが、さがふろんてぃあ戦略指南所では変身するために必要な能力と、モンスターから吸収できる能力が記載されているので参考に。
モンスター能力のカテゴリと所持技術の順番を理解することが重要
「変身に必要な能力を集めた」「変身前のHPも十分に高い」にもかかわらず、「目的のモンスターに変身できない」という場合は、装備技術欄の順番が関係している
オリジナル |
---|
牙 |
催眠 |
ブレード |
– |
– |
– |
– |
死の属性 |
上でも紹介したデュラハンの変身に必要な能力のうち、「催眠」「ブレード」をすでに集めてから「死の属性」を吸収したとする(表1)
ただ、このケースではデュラハンに変身できない
なぜかというと「牙」が「催眠」の邪魔をしているから。
「催眠」と「ブレード」を上から順に並び替えをし、改めて「死の属性」を吸収してみるとうまくいく
(もしくは3つの能力を上から順番に並び替えをしてから何回か変身してみると、吸収した能力次第でデュラハンに変身できる)
オリジナル |
---|
催眠 |
ブレード |
牙 |
– |
– |
– |
– |
死の属性 |
なぜこうなるかというと、
- モンスターの能力にはカテゴリがある
- 装備技術欄には優先順位がある
- 変身するための能力は各カテゴリから1つずつ参照される
というやや複雑なシステムが採用されている点にある
6種類あるモンスターの能力のカテゴリ
モンスターの能力にはそれぞれ
- 頭部
- 腕部
- 脚部
- 身体
- ブレス
- 魔法
という6つのカテゴリに分類される
頭部なら「牙」や「催眠」、身体なら「死の属性」や「ファイアーバリア」といった具合に全てのモンスター能力はカテゴライズされているのだ
(カテゴリはオリジナル版では確認できないがリマスター版では能力名の左のマークで判別可能)
装備技術欄は一番下が優先される
続いて、装備技術欄の優先順位について。
これは表のとおりになっている
オリジナル |
---|
② |
③ |
④ |
⑤ |
⑥ |
⑦ |
⑧ |
① |
一番下が最も優先順位が高く、次が一番上であとは1つずつ下になるにつれて優先順位がどんどん下がっていく
変身に必要な能力は各カテゴリから1つずつ、優先順位の高いものを参照する
変身システムは変身するための能力は各カテゴリから1つずつ参照されるのだが、その際は優先順位の高いものから順に参照される
上記表1の変身できなかったデュラハンを例にとると
「催眠」と「牙」は同じ頭部にカテゴライズされている能力であり、「牙」の方が「催眠」よりも優先順位が高いとみなされたためにデュラハンに変身できないのだ。
つまり、表1では「牙」「ブレード」「死の属性」と判定されてしまってデュラハンに変身できない、表2では「催眠」「ブレード」「死の属性」と判定されることでデュラハンに変身できる、ということになる
要らない能力の入れ替え方
ちなみに、
- 単体で変身してしまう能力を優先順位の低い位置に置く
- その上に同じカテゴリでかつ単体で変身しない能力を置く
- 単体で変身しない能力を吸収する
といった感じでやると、変身するために必要な能力を消しても目的の変身した姿を保ったまま能力の入れ替えができる
「死の属性」はHP回復量を低下させるため、こだわるならこの方法でやってみよう
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コメント
>変身するとWPが完全回復するので
変身しなくても、能力吸収に成功した時点でWPjP回復します